古田の戯言

気が向いた時に

2/24 3日目 ドイツ(フュッセン)

3日目の午前中はフュッセンまで2時間の鉄道旅である。道中は永遠にこのような光景が続く。列車は直線が多いからか、リニモのように静かであった。国鉄の人にチケットをチェックされた。

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小雨だったがフュッセンに向かうにつれて止んでいった。フュッセンオーストリアとの国境近くに位置し、ノイシュヴァンシュタイン城に最寄りの街である。ロマンチック街道と呼ばれるドイツの観光ルートの終点に当たる都市で、夜は静かで上品な雰囲気であった。

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Konditorei Kurcafeでsisitorteというオーストリア皇妃のために作られたチョコレートケーキとローテンブルク名物のSchneebalというお菓子をテイクアウトし、バスに乗り込んだ。sisitorteはKonditoreiの系列で食べたいと思っていたので夢が叶った。今まで食べたケーキの中で1番洋酒が強烈に効いていた。日本に近いふわふわ系のスポンジとチョコレートクリームがよく合う。シュネーバルはドーナツとクッキーを足して2で割ったような味と食感であった。かなり口の中の水分を持っていかれた。割と大きいので1人で1つ食べるのはツラい。それから、適当に買ったビールは今調べたらアメリカのものだった。

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フュッセンからノイシュヴァンシュタイン城行きのバスに乗ると、10分でチケットセンターに着く。ノイシュヴァンシュタイン城は入場=ガイド付きツアーになる。当日券のチケット販売列は閑散期であるにもかかわらずかなりの行列であった。数組の日本人を見かけた。事前にネット予約をしていたためスムーズにチケットを引き換えることが出来た。引き換え時間についてLatest と書いてあったが、単語の意味を「最新」であると誤認していた。どうやら「遅くとも」らしく、出国直前に気付くことが出来たので事なきを得た。

ノイシュヴァンシュタイン城までの行き方やチケットに関してはググればいくらでも出てくるが、チケット引き換えの時間には注意したい。Latestはダメ。

適当な売店でホットドッグとマルゲリータを購入し、昼食とした。パンが冷めきっていて最悪だった。メニューにはブルスト(ソーセージ)と書いてあるが、ドイツではブルストを注文するとパンが勝手に付いてくる。捨てる人もいるらしい。なるほど、だからあれ程ドイツのハトは太っているのか…写真の見た目通りの味がした。

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チケットセンターからは更に山道を登る。若いし、時間もあったので徒歩を選択した。馬車も通るので糞に気をつけながら登っていく。日本の山と違うオーラがある。ドラゴンとか居そう。

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ノイシュヴァンシュタイン城ツアーは電話の子機のようなものを耳にあて続けて進んでいく。ガイドは勝手に進んでいくのでツアーグループのフットワークが重要である。先頭集団がゆっくりじっくり見るので最後尾の僕はだんだんと音声ガイドとズレていき、最後の方はよく分からない壁を見ながら天井画やステンドグラスののエピソードに耳を傾けていた。写真撮影は禁止で、壁にもたれるのも禁止らしい。至る所に警備員がいて厳しく注意をしていた。玉座ワンルームくらいあるシャンデリアに感動した。特に、演場の燭台群は1つ1つ使用人が蝋燭に火を灯していたことを想像してしまった。大変そうだなという陳腐な感想を抱いた。こんな所に住むのはどんな気持ちだろうと想像したが、湖畔で謎の死を遂げるので王家もいいことばかりではないなと思った。

ツアーを終えると快晴になっていた。人混みをかき分けながら撮影スポットであるマリエン橋から城を撮ると、Webで拾ってきたかのような写真が撮れた。アルプ湖やホーエンシュヴァンガウ城も美しかった。一生覚えている景色になるだろうと思った。

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気温は覚えていないが半袖で過ごすほど暑かった。そんな中またホットワインを飲んでいた。

夕食はKonditoreiホテル併設のレストランでシュニッツェルを食べた。今度は仔牛肉であった。ビールはPaulanerの白。ラドラーなるビアカクテルとコンソメスープも美味しかった。ここのシュニッツェルはナイフを入れると衣が分離していく。少し油っこかった。付け合せのベリーソースはいったい何に使えば良かったのだろうか?カツレツにもジャーマンポテトにも合わなかった…

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