古田の戯言

気が向いた時に

2/26 5日目 オーストリア(ザルツブルク)、ドイツ(ミュンヘン)

 

ミュンヘンフュッセンではスズメの囀りが聞こえたが、ザルツブルクの朝は春の森の奥で聴くような(?)小鳥の囀りを聴くことができた。そう言えばカラスがいない。ザルツブルクでの朝食。もう見飽きただろうか。オリーブオイルに浸かったピクルスとハーブを纏ったクリームチーズが良かった。カイザーパンの上の蜂の巣みたいなやつはウエハースであった。

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今日もザルツブルクは曇りであった。午前中はホーエンザルツブルグ城という要塞に登った。当たり前だが、城、山の上にありすぎ。墓地を通りながら決められたルートを登っていく。ダークソウル…ゼルダの伝説…という感想しか出てこないが、完全にゲームの世界そのものであった。城門を過ぎると急に坂道が急になる。地面が濡れていれば滑り落ちそうだ。脇に観光客用の階段があった。城攻め中にテンションマックスの僕は写真をたくさん撮ったのだが、見返すと意外と地味である。

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武器庫、厨房、鍛冶場、教会、地下牢獄、拷問部屋、見張り台、大砲群と順に見たが、ツアー客ではないので外側の勝手口みたいなものを見ながら想いを馳せるに留まった。しかしながら、見張り台が立ち並ぶ屋上的場所に出るとザルツブルクを見渡すことが出来る。上の写真では昨日通ったチェス盤の広場が見える。城壁が崖のようになっており、ヘリに座るのは非常に危ない。やめて頂きたい。

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ザルツブルクとは反対側の街並み。アルプス山脈が望める。

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欧米風の大学生グループに写真を撮ってあげながら山道をくだり、ザルツブルクの中心街へと戻っていった。リスを初めて見た。下はエンカウント不可避な物乞いの道。

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なんだか観光客が集まるMozart cafeに入ってみた。ザルツブルガーノッケルンという、存在は知っていたがどこで食べられるのかイマイチ分からなかったお菓子の写真の看板が出ていたのが決めてであった。ここでもまたホットワインを注文。めちゃくちゃでかいのだが、9割はメレンゲなので2人もいれば軽く食べられる。底面に敷かれたフルーツソースと共に頂く。アルプス山脈に見立てたメレンゲは砂糖が控え目なので増量中のボディビルダーでも食べられると思う。

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Furstのモーツァルトクーゲルというチョコレートと岩塩チョコレートを購入しながら、ボスナ(ホットドッグ)を屋台で購入し、ミュンヘンへと戻ることにした。ボスナはパニーニ系統のパンにグリルしたソーセージが2本挟んである。ケチャップとマスタードではなくカレー粉で食べる。20€札を渡したら俺は銀行じゃねえと悪態をつかれながらお釣りを渡された。言い忘れていたがザルツは塩という意味で岩塩の名産地である。

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ミュンヘンへ戻ると吹雪となっていた。ここ2週間で最も寒い1日であった。駅から10分程の道のりを歩くと全身に雪が積もった。瓶ビールを外で冷やしながら着替えていると嘘のように快晴となったのでマルクト(市場)に向かうことにした。市場は見ているだけで楽しめるが、静かな店が多かった。吹雪のせいかと思ったが、マルクトのおじさんによると昨日ダンスフェスティバルがあった余波らしい。オリーブ、チーズ、ワイン、サラミの専門店を見て回った。肉屋でお兄さんが食べていたサンドイッチが美味しそうに見えたので、同じものをと注文した。豚ロースをローストしたものに揚げた豚の皮をトッピングしてもらったが、終盤顎が砕けるかと思った。

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30分ほど歩き、英国庭園に向かうと真冬にも関わらずリバーサーフィンを楽しむ人々を見ることが出来た。ミュンヘンは海がないので川でサーフィンをするらしい。

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夕食はマルクトやスーパーの惣菜で済ませることにした。ホテルで落ち着いて食べられるのはいい。自分用に瓶ビールでHackerのヘレスとErdinger の白、それからいくつかのお土産用ビールも購入した。

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パンが非常に安かった。0.5€もしなかったような気がする。オリーブ屋で買ったパプリカのオリーブ漬けの正体が実はチリで、完食するのに非常に苦労した。ヨーロッパ味の素のサラダシーズニングは非常に酸っぱい。ヨーロッパ在住時代の彼女のソウルフード的商品群も面白かった。蝋に包まれたベビーチーズ、クスクス、外で冷やしているため写真にはないがチョコレートムース?を結構頑張って色んなスーパーを回って買い集めて頂きました。クスクスの酸味の効いた味付けが個人的にハマった。

 

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