古田の戯言

気が向いた時に

出発までの紆余曲折

研究以外で海外旅行をしたい、どうせなら他の人がしないようなことをしたいと、漠然と卒業旅行に想いを馳せながら大学院生活を過ごしていた。

そんな時、ひょんなことからバイクで海外ツーリング経験が豊富なおじさんと知り合う機会があった。某商社の割とお偉いさんで、世界各地に住んでいた時にそこを拠点にして海外ツーリングをしていたそう。話を聞いていた時は半信半疑だったが、某バイク誌に掲載された連載記事を読んだ時に、単純な僕は全てが尊敬の念へと変わった。海外ツーリングのノウハウを教えてもらい、今後行く機会も知人が行くこともほぼないだろうという稀代さだけでアフリカをツーリングすることを目標に決めた。1日のほとんどを研究とバイトという生活を続け、お金を貯めた。

予定というものは先のものであればある程狂うもので、10月頃に彼女も一緒に旅行に行くことになった時に諸々を考慮して行き先をヨーロッパに変更した。先進国に行ってみたい、単純なヨーロッパへの憧れもあったが、そもそもアフリカに決めた理由が薄かったので簡単に行き先を変更した。お互いのスケジュールを考慮して、移動を含め2/22~3/7の日程に決めた。冬のヨーロッパをバイクで走れる場所を調べて、現地のレンタルショップと連絡を取り合う日々が続いた。(ツアーって本人がやることほとんどないからホントに楽だなと思いました。)そうして、ドイツ(ミュンヘン)1週間観光とイタリア(ローマ以南)1週間ツーリングをすることにしたのだが、バイクの予約も航空券の予約も終わった時に少し問題が起きた。彼女の家に遊びに行った時にヨーロッパの話題になり、彼女の両親に少し咎められた。3年間ヨーロッパに住んで、特に怖かったのが南イタリアの道だったという。率直に南イタリアをバイクで走るのはあまりにも心配だというものだった。婉曲的にやめてくれと言っていたと思う。色々なものを天秤にかけながら非常に悩んだ末にツーリングは諦めることにした。キャンセル手続きや移動手段の再考など面倒なこともあったが、帰国後の今、初めてのヨーロッパだったし無事に楽しく帰ってこられて良かったと思えた。同時に、意外と怖くないじゃんと思ってしまった。

とにかく最終的な旅程として

2/22~23 ミュンヘン(ドイツ)

24 フュッセン(ドイツ)

25.26 ザルツブルク(オーストリア)

27 ミュンヘン(ドイツ)

28 エルディング(ドイツ)

29~3/1 ローマ(イタリア)

2 ポンペイ(イタリア)

3 カプリ島(イタリア)

4 ナポリ(イタリア)

5 バチカン(バチカン市国)

6 エルディング(ドイツ)

となりました。